icewmのカスタマイズ

前回は、Linuxのディスクトップ環境で、icewmという軽快なウィンドマネージャの導入についてでしたが、今回は、そのicewmのカスタマイズについて簡単にまとめたいと思います。

カスタマイズ方法は、単純でテキストベースの設定ファイルを編集します。設定ファイルは、ユーザごとに存在して、各ユーザのホームディレクトリ内の「.icewm」ファルダにあります。代表的な設定ファイルの変更点は、以下の通りです。

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「preferences」ファイル

デフォルトの設定でも普通に使えるのですが、細かい部分を変えてみました。設定ファイルの雛型には、設定値の説明とデフォルト値が記述されています。

フォント

メニュー、ツールバー、ウィンドウタイトル、ボタンなどのフォントを設定します。記述方法は、簡単です。「設定したい箇所名=”フォントの種類:サイズ:装飾”」のような記述をすれば良いだけです。装飾部分には、bold、italicが使えます。装飾しないときは、省略します。設定例は、以下の通り。

TitleFontNameXft="sans-serif:size=11"
MenuFontNameXft="sans-serif:size=11:bold"
StatusFontNameXft="monospace:size=11:bold"
QuickSwitchFontNameXft="monospace:size=11:bold"
NormalButtonFontNameXft="sans-serif:size=11"
ActiveButtonFontNameXft="sans-serif:size=11:bold"
NormalTaskBarFontNameXft="sans-serif:size=11"
ActiveTaskBarFontNameXft="sans-serif:size=11:bold"
ToolButtonFontNameXft="sans-serif:size=11"
NormalWorkspaceFontNameXft="sans-serif:size=11"
ActiveWorkspaceFontNameXft="sans-serif:size=11"
MinimizedWindowFontNameXft="sans-serif:size=11"
ListBoxFontNameXft="sans-serif:size=11"
ToolTipFontNameXft="sans-serif:size=11"
ClockFontNameXft="monospace:size=11"
ApmFontNameXft="monospace:size=11"
InputFontNameXft="monospace:size=11"
LabelFontNameXft="sans-serif:size=11"

時計の表示

デフォルトの設定では、タスクバーの右隅に時計が表示されています。この表示を変更します。表示内容は、「06/13(金)10:15」とします。

TimeFormat="%m/%d(%a)%R"

オートフォーカス

フォーカスアウトしているウィンドウの上にマウスポインタを移動させるとそのウィンドウがフォーカスされて前面に出てくる機能です。

ClickToFocus=0
RaiseOnFocus=0
AutoRaise=1
AutoRaiseDelay=500
DelayPointerFocus=1
PointerFocusDelay=500

アイコンの場所指定

メニューやタスクバーのランチャーで使用する画像ファイルの保存場所を設定します。

IconPath="/usr/share/icons:/usr/share/pixmaps:/usr/share/icons/gnome/32x32/apps"

「menu」ファイル

基本の記述書式

スタートメニューの内容を記述します。階層構造も同時に記述するのでこのこのファイルを編集するだで、メニューを作成できます。記述の書式は、「prog “表示名称” アイコンのファイル名 実行コマンド」です。表示名称は、スペースがあってもよいようです(ただし、「”」で囲むこと)。アイコンのファイル名は、「preferences」ファイルのIconPathにパスがあるファイルか、ファイルのフルパスを設定します。「-」を指定するとアイコンなしで表示されます。また、表示順は、記述した順番になります。

prog "Iceweasel" /usr/share/pixmaps/iceweasel.xpm iceweasel

階層構造の書式

メニューの構成を階層構造にするこができます。例えば、親に「OpenOffice.org」を子供に「Calc」「Writer」「Draw」「Impress」「Base」「Math」となるような設定は、次のようになります。

menu "OpenOffice.org" folder {
	prog "OpenOffice.org 2.4 Calc" openofficeorg24-calc.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -calc"
	prog "OpenOffice.org 2.4 Writer" openofficeorg24-writer.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -writer"
	prog "OpenOffice.org 2.4 Draw" openofficeorg24-draw.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -draw"
	prog "OpenOffice.org 2.4 Impress" openofficeorg24-impress.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -impress"
	prog "OpenOffice.org 2.4 Base" openofficeorg24-base.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -base"
	prog "OpenOffice.org 2.4 Math" openofficeorg24-math.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -math"
}

メニュー設定ファイルを使用する書式

上記の例の場合、記述内容を別ファイルに書き出す事もできできます。ファイル名を「openoffice.menu」として以下の内容を書き出します。

prog "OpenOffice.org 2.4 Calc" openofficeorg24-calc.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -calc"
prog "OpenOffice.org 2.4 Writer" openofficeorg24-writer.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -writer"
prog "OpenOffice.org 2.4 Draw" openofficeorg24-draw.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -draw"
prog "OpenOffice.org 2.4 Impress" openofficeorg24-impress.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -impress"
prog "OpenOffice.org 2.4 Base" openofficeorg24-base.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -base"
prog "OpenOffice.org 2.4 Math" openofficeorg24-math.png /bin/sh -c "openoffice.org2.4 -math"

次に「menufile “表示名称” アイコンのファイル名 メニュー設定ファイル名」となるように記述します。

menufile "OpenOffice.org" folder /home/user01/.icewm/openoffice.menu

区切の挿入

メニューの項目の間に区切り線をいれたい場合、「separator」と記述します。メニューは記述の順番どおりに表示されるので、区切り線をいれたい項目の記述の間に入れます。

「toolbar」ファイル

タスクバーにランチャーを設定できるのですが、そのランチャーの設定を記述します。書式は、メニューの書式と同様です。例としてgvimエディタを設定する場合の記述を書いておきます。

prog "gvim" vim-16.xpm /usr/bin/gvim -f
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