Postfixでのドメイン名やホスト名の設定について

DPostfix の設定で、ドメイン名やホスト名を設定するパラメータがあるのですが、設定が複雑なのでまとめておきます。

設定ファイル

Debian での Postfix の設定ファイルは、 /etc/postfix/main.cf です。ドメイン名やホスト名の設定は、この設定ファイル内に設定します。

ドメイン名の設定

ドメイン名を設定するパラメータは、 mydomain です。デフォルト値では、 myhostname パラメータから作成されます。 myhostname = debian.localdomain と設定されているとデフォルト値は、 localdomain 、
myhostname = mx.example.jp と設定されている場合には、 example.jp となります。

ホスト名の設定

ホスト名を設定するパラメータは、 myhostname です。デフォルト値は、 hostname コマンドで得られるローカルホスト名が設定されます( /etc/hostname に設定されている名前と同じ)。ただし、ホスト名が、 debian
などのように、FQDNでない場合には、 debian.localdomain のように、 .localdomain を補ってFQDNにし、設定されます。1つのサーバで複数の機能(ウェブサーバ、メールサーバなど)を有する場合には、OSに設定したホスト名は、使えないので次のように設定する場合が多いです。

myhostname = mx.example.jp
myhostname = mail.example.jp
myhostname = smtp.example.jp

メールアドレスの「@」以降に補完されるホスト名設定

Postfix では、OSユーザ名のみをあて先メールアドレスや送信者メールアドレスに指定した場合、「@ホスト名」を自動で補完してくれます。この補完用のホスト名を設定するパラメータが、 myorigin です。デフォルト値は、 myhostname と同じ値です。メールアドレスで使われるホスト名は、おそらくドメイン名を指定したいので、 mydomain を設定するほうが良いと思われます。

mydomain = $mydomain

Debianでは、メールアドレスの補完には、 /etc/mailname ファイルの内容を使用することになっているので、次のように設定することになります。

myorigin = /etc/mailname

メールを受信するドメイン名の設定

メールを他のサーバに転送せずに、ローカルで受信するドメイン名を設定するパラメータは、
mydestination です。デフォルト値は、 myhostname localhost.$mydomain localhost です。例えば、下記のようにメールサーバ名が mail.example.jp で、DNS の MX レコードに登録されているとします。

example.jp.          IN      MX 10          mail.example.jp.

この場合、メールアドレスは、「user001@example.jp」となります。ここで、 myhostname に
mail.example.jp だけが登録されていて、 exampl.jp が登録されていない場合には、メールがローカル配信されません。必ず、 example.jp を登録する必要があります。また、下記のように DNS に複数のAレコードが存在する場合には、すべてのドメイン名を登録する必要があります。

example.jp.          IN      A              192.168.1.1
www.example.jp.      IN      A              192.168.1.1
ftp.example.jp.      IN      A              192.168.1.1

この場合には、 mydestination パラメータを次のように設定する必要があります。

mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, www.$mydomain, ftp.$mydomain, $mydomain
スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする