玄箱HGへDebian導入の事前準備について

玄箱HGにDebianを導入するには、ハードディスクのパーティション設定やフォーマットなどの事前準備が必要になります。特に玄箱HGに付属しているファームウェアを導入した後にDebian化する場合には、注意が必要です。ファームウェア導入後のパーティションは、システム用に2GB、残りは、すべて1つのパーティションとしてデータ用として確保されています。自宅サーバを構築するには、システム用に2GBでは、少ないです。そのため、玄箱HGをDebain化する前にパーティション設定とフォーマットを行う必要があります。

玄箱HGをEMモードで起動する方法

通常の玄箱HGは、設置されたHDにインストールされたLinuxで動きます。ところが、今回のようにHDを初期化してパーティション設定するために特別なモードで起動できるようになっています。このモードは、EMモードと呼ばれ、玄箱HGのフラッシュROM上のLinuxで動きます。このEMモードで起動するための方法は、2つあります。1つ目は、玄箱HGに未フォーマットのハードディスクを取付ける方法です。取付ける未フォーマットのハードディスクは、Windowsパソコンにつないでフォーマットしなおしたものでも良いです。2つ目は、ファームウェア導入後にtelnetでログインして以下のコマンドを実行し再起動する方法です。今回は、2つ目の方法でやってみました。

echo -n 'NGNG' < /dev/fl3

再起動後、玄箱HGは、EMモードになっています。玄箱HGのEMモードでは、DHCPからIPアドレスを取得する設定になっているので、IPアドレスは、DHCPサーバから調べます。調べたIPアドレスでtelnetでアクセスします。EMモードになっていれば、以下のように表示されます。

Kuroutoshikou KURO-BOX/HG (IESHIGE)
Linux/ppc 2.4.17_mvl21

KURO-BOX-EM login:

ログインアカウントは、「root」、パスワードは、「kuroadmin」です。

ハードディスクのパーティション変更

今回設定するハードディスクは、250GBなので、以下のようにパーティションを設定します。設定には、「mfdisk」コマンドを使用します。

Debain導入用パーティション設定
パーティション サイズ 用途
/dev/hda1 50GB Debian用
/dev/hda2 1GB SWAP用
/dev/hda3 199GB データ用

まずは、次の「mfdisk」コマンドを使用して現状のパーティションを削除します。

/sbin/mfdisk -e /dev/hda

次に、新しいパーティションを作成します。以下の「mfdisk」コマンドでDebian用のパーティションを作成します。

# /sbin/mfdisk -c /dev/hda

Command (m for help): n
Command action
 e extended
 p primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 1
First cylinder (1-30401, default 1):
Using default value 1
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-30401, default 30401): +50000M

Command (m for help):

次にSWAP用のパーティションを作成します。

Command (m for help): n
Command action
 e extended
 p primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 2
First cylinder (6376-30401, default 12750):
Using default value 12750
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (6376-30401, default 30401): +1000M

Command (m for help):

最後にデータ用のパーティションを作成します。

Command (m for help): n
Command action
 e extended
 p primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 3
First cylinder (6504-30401, default 6504):
Using default value 6504
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (6504-30401, default 30401):
Using default value 30401

Command (m for help):

2番目のパーティションをスワップとして予約します。

Command (m for help): t
Partition number (1-4): 2
Hex code (type L to list codes): 82
Changed system type of partition 2 to 82 (Linux swap)

念のためにパーティションの状況を確認しておきます。

Command (m for help): p

Disk /dev/hda: 255 heads, 63 sectors, 30401 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes

   Device  Boot  Start   End   Blocks     Id  System
/dev/hda1            1   6375   51207156  83  Linux
/dev/hda2         6376   6503    1028160  82  Linux swap
/dev/hda3         6504  30401  191960685  83  Linux

Command (m for help):

最後に確認した内容で、パーティションの設定をハードディスクに反映します。

Command (m for help): w
The partition table has been altered!

Syncing disks.

ハードディスクののフォーマット

各パーティションごとにフォーマットを行います。特に2番目のパーティションはSWAP用のなのでSWAP用のフォーマットを行います。その他のパーティションについては、ext3用のフォーマットを行います。実行するコマンドは、つぎのとおりです。

mke2fs -j /dev/hda1
mkswap /dev/hda2
mke2fs -j -m 0 /dev/hda3
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