Postfixでのメール転送設定について

Postfixでのメールの転送方法は、2つあります。一つ目は、エイリアスファイルと呼ばれるファイルに設定する方法です。2つ目は、各ユーザのホームディレクトリに「.forward」という設定ファイルを作成す方法です。それぞれの方法についてまとめてみます。

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エイリアスファイルを使う方法

このファイルを使うことによりひとつのアカウントに対して、複数のメールアドレスを設定できます。例えば、メールシステム管理者用のアカウント「postmaster」などがこのファイルで設定されています。このファイルを使用すると、新たなユーザを増やすことなくメールアカウント設定追加できます。先ほどの、「postmaster」の設定は、次のようになっています。

postmaster : root

「postmaster」宛てにメールが届くと「root」に自動転送されます。「postmaster」というユーザを作る必要はありません。転送先が複数ある場合や、メールアドレスを設定したい場合は、次のように設定します。

postmaster : user001,user002
user002    : master@hoge.com

転送先が複数の場合は、カンマで区切り複数設定します。メールアドレスの設定については、メールアドレスをそのまま設定します。

このファイルのありかは、一般的に「/etc/aliases」ですが、Postfixが実際に使用するファイルは、設定ファイル「main.cf」内の「alias_maps」パラメータで指定されています。Postfixでは、エイリアスファイルの設定後、「postalias」コマンドを実行し、エイリアスファイルをデータベース化(「/etc/aliases.db」ファイルの作成)し、「newaliases」コマンド実行し、Postfixに即時反映させます。

$ postalias /etc/aliases
$ newaliases

「.forward」ファイルを使用する方法

このファイルを使用すると、ユーザごとの転送が設定できます。転送設定したいユーザのホームディレクトリに「.forward」というテキストファイルを作成し、転送先のメールアドレスを設定するだけです。例えは、ユーザ「user001」宛てのメールを「user@hoge.com」に転送したい場合は、ファイルに「user@hoge.com」と書くだけです。転送先が複数ある場合は、カンマで区切るか、改行して羅列するかです。

user100@hoge.com,user200@hoge.co.jp,user300@hoeg.ne.jp
user100@hoge.com
user200@hoge.co.jp
user300@hoeg.ne.jp

転送元のアカウントにメールを残す場合は、先頭にバックスラッシュをつけてアカウントを設定します。(付けないと転送の無限ループになってしまいます。)

\myaccount,user100@hoge.com,user200@hoge.co.jp,user300@hoeg.ne.jp
\myaccount
user100@hoge.com
user200@hoge.co.jp
user300@hoeg.ne.jp
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